2007年 05月 04日 ( 1 )

 

ボクシング、トリプル世界タイトルマッチ

 昨日行われたボクシングのトリプル世界戦をテレビで観戦しました。その感想などを。
 ちょっと前なら、世界タイトルマッチなら1試合でもゴールデンで放送していたのに、今は3つぐらいまとめないと視聴率が稼げないみたいですね。亀田君の試合以外。さみしい限りです。

 でも、内容的にはどの試合もレベルが高くて見応えがありました。
 まず、ひとつめの名城vsムニョスの試合。名城選手の仕上がりがあまり良くなかったんですかね。ちょっと雑になってる感じがしました。
 一発のパンチ力とか、試合を通じてのダメージの量とかには差はなかったと思いますが、ムニョス選手がスタミナが切れたりパンチが効いていても、手数を出し続けたことが判定での差になったということでしょう。
 疲れていいても手を出し続けられるのは、ムニョス選手のパンチが肩に全然力が入っていない状態で出せているからでしょう。しかも、そのパンチが一発KOの破壊力も持っているから始末が悪いですね。こういうパンチを打てる選手って、日本にはあまりいませんよね。日本人キラーと呼ばれるだけのことはあります。

 次の本望vsバレロの一戦、戦前の予想ではバレロが何ラウンドで倒すかばかりに注目が集まっていたようですが、本望選手の下馬評を覆すがんばりが光りました。
 スピードとディフェンス、カウンターの技術でバレロ選手と互角以上に渡り合っていたと思います。21戦21KO、18連続1RKOの記録を持つバレロ選手のパンチをほとんど封じていましたし。
 常に頭の位置と足の位置を変えることで狙いを絞らせず、あのハードパンチを封じてカウンターを合わせる。さすがは「ディフェンスマスター」と呼ばれる本望選手。高度な技術を堪能させてもらいました。
 カウンターの右ストレートや左フックもバレロ選手の顔を度々とらえていたのですが、パンチ力の差がありすぎるのが、ちょっとかわいそうでした。でも、バレロ選手も本来は体や足の位置取りがうまい選手。それが、あのKO数につながっているわけですが、位置の取り合いでは完全に本望選手が上回っていたと思います。
 36戦のキャリアで叩き上げた技術という感じがしました。その長いキャリアの中で負ってしまった傷口が開いてしまい、結果的には負傷TKOで敗れてしまったのが残念です。
 本望選手は試合後、引退を口にしていたようですが、もっと世界の舞台で戦っているところを見たい選手だと思いました。

 そしてメインイベントの長谷川vsペチェカの試合。
 長谷川選手としては、らしくない試合でしたね。ベチェカ選手のノーモーションのパンチを見ようとし過ぎて、自分の距離に入れていないように感じました。
 ウィラポンをKOした右フックも狙い過ぎたのか、やや大振りでそこにベチェカ選手のノーモーションのパンチをもらっていた感じ。ダメージはなさそうでしたが、やりにくかったんでしょうね。
 最後、右フックではなく左ストレートが当たるとわかってからは11、12Rと自分の距離に入って連打を入れていましたが、そのスピードにベチェカ選手はついて行けてなかったので、もっと早くあれが出ていればKOで決められてたでしょうね。3Rにも一度、あの距離でパンチを集める場面があっただけに、ちょっと残念。
 でも、お互いにフェイントは掛け合いながらにらみ合う展開は、それはそれで野球でいえば息詰まる投手戦みたいで緊張感があってよかったですけどね。
 高度な技術とスピード、コンビネーションブローという武器もある長谷川選手なので、内容もレベルも高い試合が多く、次の試合も楽しみです。

 内容のある試合が多かっただけに、もっとこういう試合が見たいですね。視聴率がどれぐらい稼げたのかわかりませんが、どんどんボクシングも放送してもらいたいです。
 そういえば、GW最終日にはオスカー・デラホーヤvsフロイド・メイウェザーの世紀の対決がありますね。現時点で世界最高峰の戦いになることは確実ですので、なんとしても見逃さないようにしないと。
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by masumania | 2007-05-04 15:51 | キック/格闘技