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大晦日の予想

 すっかり大晦日の恒例行事になった感のある格闘技イベントですが、今年もフジ系列とTBS系列で企画されているみたいですね。話題先行のカードも多いですが、昨年の魔裟斗vsキッド戦のように内容がともなった面白い対戦になる場合もあるので、バカにはできません。
 単純に勝敗を予想するのは紅白のどちらの組が勝つのかを予想するようなものなので、個人的に勝手な期待感などを書かせていただきます。

 まず、一番注目されていると思われる吉田vs小川戦から。
 カード発表の記者会見から異様な空気が流れていましたね。この2人の間には。この2人、総合格闘技に転身してからは試合前は非常にリラックスしているので、さすがにオリンピックの緊張感を経験している人間は違うなと思っていたのですが、今回ばかりは2人ともリラックスした雰囲気は皆無で、かなりテンパっているようでした。
 テレビでは2人の“過去の因縁”みたいなことを取り上げて、対決ムードを煽ろうとしていますが、2人の過去に何があったのかはともかく、相容れない両者であることは間違いないようですね。講堂学舎という柔道のエリート塾出身の吉田と、高校から柔道を始めてわずか4年で世界王者になった小川。同じ大学の先輩後輩ではありますが、水と油みたいなものですね。学生時代に1度対戦していますが、その時は体重が軽い吉田が判定勝ち。小川の全日本選手権4連覇を阻止しています。でも、その結果に小川は納得していないようですし、あくまで柔道ルールでのことなので、今回の対決の参考にはならないでしょう。
 で、試合の予想ですが、組んでの展開や寝技ではあまり差が出なさそうなので、勝負のカギは打撃と、吉田が着て来るであろう柔道着でしょう。打撃の展開になれば、リーチで勝り、K-1ファイターのステファン・レコをパンチで倒したことがある小川の方が有利だと思います。パンチも小川の方が真っすぐ打てますし。
 道着についても、キックボクサーなどを相手にする際はともかく、柔道家や柔術家を相手にする場合は掴まれやすいため、かなり不利になるでしょう。真剣勝負の世界で生きて来た吉田にがんばって欲しいとは思いますが、6:4で小川が有利ではないかと予想します。

 次に注目度が高いといえば、須藤元気vs山本KID戦でしょうか。
 こちらはTBS系で、中量級トーナメントの決勝戦ですが、メディアへの露出も多い2人がうまいこと勝ち残りましたね。特に怪しい試合でもなさそうでしたので、2人とも忙しい中、ちゃんと練習しているということでしょう。
 試合展開の予想ですが、打撃の打ち合いでは“当て勘”がすぐれ、魔裟斗選手からダウンも奪ったKID選手が有利でしょう。組み合ってレスリングの展開になっても、学生時代のレスリングの実績でも勝るKID選手に歩がありそう。元気選手が勝つには打撃の距離を外して逃げ続け、KID選手が疲れたところで下から関節を極めるという展開でしょうか。こちらも6:4でKID選手有利だと思います。

 すみません。ついつい長くなってしまったので、1回切らせていただきます。
 てゆーか、こんなの読んでる人はいるんでしょうか?

by masumania | 2005-12-16 03:23 | キック/格闘技  

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