亀田戦法

 仕事をしながら、片手間に亀田興毅の試合をテレビ観戦。個人的には、あまり好きな選手ではないのですが(基本的にサウスポーでセンスに任せた動きをする選手はキライです。典型的なのは名護とか粟生とか…)、世間的には異常なほどの注目度みたいですね。たぶん現在のどの世界チャンピオンより有名で、世界戦でもないのにさいたまスーパーアリーナで開催されている辺りからも、それがうかがえます。

 結果はこの辺の記事を見ていただくとして、感想を一言でいうとすれば「顔に似合わず(?)非常にまともなボクシングをする選手」ってところでしょうか。
 どうしても、キャラ的な部分とか、父親とやっているという個性的なトレーニングばかりが注目されていますが、ディフェンスも固いし、アウトボクシングで逃げる相手をロープに詰めてコツコツとボディを攻めるなど、非常に完成度の高いボクシングをしていました。足を使って逃げて、近付けばクリンチしてくる相手に対して、ムキになって突っ込み過ぎてしまうこともなく、常に適切な距離を保ち続けるあたりは、かなり教科書どおりのボクシングを叩き込まれてる感じです。
 少なくとも、親父の考えた自己流トレーニングだけでは到達できないレベルの動きであることは確かで、かなりきちんとしたトレーナーについて練習しているのでしょう。丸太を使った変なトレーニングはテレビ向けのパフォーマンスだと思います。

 亀田選手のこのキャラでの売り出し方を初めて見た時、「また、ずいぶん古くさいキャラ作りをしてるな」と思ったのですが、そのキャラクターでここまで注目を集めるようになってしまうと、「古くさい」のは私の感性のほうだったのか、それともあのキャラクターにまんまと引っかかってる観客のほうなのか…。

 うちの母親は亀田のトレーニング風景をテレビで見たらしく、「すごくかわいい顔をして一生懸命やってた。この子は本当は真面目な子のはずだ」と申しておりました。
 まあ、確かにそれは正しいと思いますが、お茶の間の母親にこんなこと言われちゃうのはどうなんでしょう?
 それとも「悪そうな顔して本当はいい子」と思わせるのが、あのキャラクターの本当の狙いなのかも…。

 それだとしたら、我が家はまんまとその戦略に引っかかってますね。
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by masumania | 2005-11-26 23:14 | キック/格闘技  

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