実力差?

 思ったより大きな差が付きましたね。
 ボクシングの徳山vs川嶋の世界スーパー・フライ級タイトルマッチの話です。ジャッジによっては最後のダウンを奪ったポイント以外、全てのラウンドで徳山に10-9を付けていました。でも、実はこれが順当な結果なのかもしれません。一年前の1分47秒でのKO劇のイメージが強すぎて、人によっては「川嶋有利」という予想もあったようですが、本来これぐらいの実力差がある2人だったのだと思います。
 川嶋選手のパンチ力は一発で試合を決める力を持ったものですが、逆にいえば一発が当たらないと勝てないスタイル。世界戦になるとディフェンスのレベルも高く、なかなか一発を当てるのは難しいので、世界レベルの試合で確実に判定勝ちをしていくのは厳しいスタイルだと思います。
 対する徳山選手は8回も防衛を果たした名チャンピオン。一見バタバタしているように見えますが、確実に距離を支配してポイントが取れるスタイル。ディフェンスのレベルも非常に高いです。日本では川嶋選手のようにひたすら前に出て強打を当てようとするスタイルが好まれていますが、今の世界戦の判定基準ではラウンドごとに絶対に10-9を付けるので、確実にポイントを取って勝てるのは徳山選手のスタイルです。
 言い方を替えれば徳山選手は世界レベルの闘い方ができる選手、川嶋選手は国内レベルでは評価される選手ということでしょうか。その差が出たのが、ジャッジの結果なのだと思います。最後の最後でダウンを奪って意地を見せたということもあるのでしょうが、試合後の川嶋選手が納得したような顔をしていたのは、その差を肌で感じていたからでしょう。
 冒頭で「思ったより大きな差が付いた」と書いたのは、ジャッジのうち2人が日本人だったので川嶋選手のスタイルを評価するような判定をするかも知れないと思ったのと、一年ぶりの試合となる徳山選手の仕上がりが予想以上によかったからです。
 とかいっても、終わってからこういうこと言うのは誰でもできることなんですけどね。試合やってる最中は、どれだけ実力差やポイント差があっても一発当てちゃえばひっくり返っちゃうのがボクシングですから。
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by masumania | 2005-07-19 19:24 | キック/格闘技  

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