私と自販機

 減量中のボクサー/キックボクサーにとって、自販機はとても恨めしい存在です。そして同時に憧れの対象でもあります。どのくらい恨めしい&憧れかというと、よく通る道にある自販機で売っているジュースの種類を全て憶えてしまうぐらい。私だけかと思っていましたが、同じジムの人間に聞いたらだいたいみんな憶えようとしなくても憶えちゃってるみたいです。いつだったか元ボクシング世界チャンピオンの畑山選手も同じことを言っていました。
 昔、減量もまだ慣れていなくて、しかも1ヶ月で10kgとか無茶な落とし方をしていた頃、通っていたジムからの帰り道に10台ぐらい自販機が並んでいるスペースがありました。当時は水分を我慢して体重を落としたりしていたので、この前を通るのは非常につらいものでした。
 ある試合の前、本当に汗が出なくなってしまい泣きそうになりながらも「本当に泣いたら涙の分で何gぐらい落ちるかな?」と本気で考えてしまうぐらいキツイ状態だった時は、できるだけそちらを見ないようにしながら「いつかオマエら全部飲んでやるからな」と心の中でつぶやいていました。そして、ついに体重がリミットまで落ちた日には「ざまあみろ。これでオマエらなんかいつでも飲めるんだ」と思いながら、心の中で自販機に向かって力いっぱいガッツポーズをしていました。
 ほとんど病気ですね。

 でも、そこまで渇いた状態になっていると、たかがジュースの自販機が本当に砂漠のオアシスのように見えて来るんです。だから、減量中は「こんなに自販機ばっか置くんじゃねーよ」と思いながらも、減量終わるとついつい買ってしまうんですよね。「終わったら絶対ここのピーチネクター飲んでやる!」とか、そんなことばっか考えてるんで。(なぜか、減量中は普段飲みたくならないようなもの、特にカロリー高そうなものが飲みたくなります)


 ちなみに試合が終わって4日ぐらい経ちましたが、体重はすでに元に戻りました。
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by masumania | 2005-06-16 23:59 | 減量/ダイエット  

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