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バイクでワーカホリック

c0013594_3332151.jpg すみません。タイトルはこじつけです。

 内容は、ただの最近読んだ本の感想です。

 『搾取される若者たち——バイク便ライダーは見た!』という本。
 過激なタイトルがついてますが、中身はそれほど過激という感じではなく、読みやすく書かれています。すぐ読めます。本を読むのが早いとはいえない私でも、原稿を書いてる合間に一晩で読めました。

 簡単に要約すると、“好きなこと”を仕事にしたバイク便ライダーが、いかにワーカホリックになり、そして“搾取される若者”になっていくかという仕組みを明らかにした本。ということになるでしょうか。
 私と同世代の著者は、大学院に行くが学費を稼ぐために好きなバイクを使ったバイク便のアルバイトをしながら、ついでに社会調査もしてしまったということみたいです。働く現場で、すぐ“搾取の仕組み”とかを考えちゃう著者の思考に、違和感を覚える人もいるかもしれませんが、私はむしろ同じ思考パターンを見た感じがして共感してしまいました。
 特に「仕事による趣味の更新」なんて辺りのことは、実際にバイクを趣味にしてる人じゃないとわからないかもしれませんが、思わずニヤニヤしてしまいました。

 この著者の偉いなと思うところは、“搾取される”なんて過激な言葉は使っていますが、不安定な職業にもかかわらずワーカホリックを作り出すシステム(著者は”トリック”と呼んでいます)を、経営者が意図的に作り出していると決めつけるのではなく、「わなをかけているのは彼ら自身……」というように労働者も含めた「職場のトリック」としているところですかね。
 こんなこという私自身も不安定なフリーランスという立場なのですが、その状況を自ら呼び込んでいるような部分もあるわけですし。

 “好きなこと”を仕事にするということは、世間的には推奨されているようですが、その危なさについては私も以前から考えていたことがあるので、その辺のことは、また改めて書いてみたいと思います。
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by masumania | 2008-07-31 23:27 | 本/マンガ  

バイクでエコ

 先日のことですが、こんな記事を見かけました。

(以下引用です)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガソリン高騰の米国、通勤の足としてスクーターが人気に

[ニューヨーク 22日 ロイター] ガソリン小売価格の記録的な高騰を受け、米国では通勤者らの間で燃費の良いスクーターの人気が高まっている。オートバイ業界団体の統計によると、2008年上期のスクーター販売台数は65.7%増加。年初来で30%強上昇した原油高の恩恵を最も受けた業界のひとつとなっている。

 マンハッタンでバイクショップを経営するスティーブ・トラバースさんは「(スクーターは)飛ぶように売れる。消費者はガソリン価格から逃れたいし、車を運転することもできず、費用のかからない移動方法を必要としている」と述べた。

 人気があるのはイタリア製の「べスパ」や、ヤマハ発動機<7272.T>やホンダ<7267.T>のスクーターなどで、価格は1800─7500ドル(約19万─80万円)。

 べスパ製造元の伊ピアジオは、同社の米国での2008年第1・四半期の販売台数が前年同期比74%増加したとしている。

(引用ここまで)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 前年比、65.7%とか74%の増加ってスゴイ景気いい話ですね。
 日本メーカーも、その辺の売り込み方をもう少し考えればいいのに…。

 というのは、燃費がいいということは、CO2の排出量が少ないということだから、環境にもいいということなんです。
 その辺を走ってる自動車ってよく見ると1人しか乗っていなかったりしますが、そういう車が全部とはいわないまでも半分ぐらいバイクになったら、かなりCO2の削減に寄与できるはずです。
 しかも、バイクは渋滞の原因にもなりにくい乗り物ですし、都市部の渋滞解消にも役立つはずです。

 この渋滞の解消というのも、実は大きなポイントで、自動車はノロノロ走っていたり、ストップ&ゴーを繰り返すと燃費が悪くなる(=CO2排出量が増える)ので、都市部の平均速度を1km/h上げると、CO2の排出量が1%削減できるとされています。
 そして東京の平均速度は時速18.8km/hで、ロンドンの30km/hや、パリの26km/hと比べても遅いんです。ですから、渋滞を解消して平均速度を上げようと、政府やメーカーは色々努力していたりします。(その辺の話は、過去にこちらの記事でもちょっと書きました)

 で、振り返って、日本はどうかというと、都内では2輪車の駐禁を厳しく取るようになってるから、逆にバイクの利用者は激減してます。
 しかも、2輪用の駐車場を整備する気はないようですし。 なんで、世界の流れに逆行してるのかと、悲しい気分になります。

 ちなみに、1人が1km移動する際に排出するCO2の排出量を比較すると、バイクは750ccのものでもバス以下。スーパーカブに至っては、鉄道並みです。(カタログ燃費での計算で、しかもバイクは10/15モードではなく、定地燃費なんで、実際はもう少し悪いんですけどね)
 実はバイクって、エコな乗り物なんですよね。

 ロンドンでは、市街地に乗り入れる自動車に、CO2の排出量に合わせた税金をかけています。燃費の悪いパジェロなんかだと1日5000円ぐらい取られるらしいです。
 でも、電気自動車とバイクはその税制の適用外だそうです。 しかも、駐車場も無料!
 それだけバイクがエコビークルとして認められているということですね。

 日本もいい加減その辺に気付いて欲しいものです。性能のいいバイクを作るメーカーが4つもある世界一のバイク生産国なんだから。

 ていうか、この辺の話、どっかの雑誌に書かせてくれないですかね…。
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by masumania | 2008-07-28 23:55 | クルマ/バイク  

DREAM5

 久々に当日にテレビ放送があるので、ネットなどで結果を見ないようにしようと思っていたのですが(夜は別の大会取材だったのでビデオ録画してました)、取材現場で記者仲間の人から結果を聞いてしまいました…。だって、知りたいかって聞かれたら、知りたいじゃないですか。(←台無し)

 で、結果はこのへんを見ていただくとして、ハンセンですか。個人的には好きな選手なんですけどね。打撃の寝技もソコソコじゃないレベルでできて、本当の意味で総合格闘家っぽいので。でも、テレビ受けはどうなんでしょう? 「俺のための大会」って公言してがんばってた青木に勝って欲しかったのはみんな一緒でしょうね。
 まあ、この前のアルバレスとの試合は凄かったから、あれがもう一度見られることを期待しましょう。

 あと、その青木のヒールホールドと三角絞めを逃げ切った宇野は凄いと思いました。どっちもガッチリ入っているように見えたのですが。さすが“宇野逃げ”。
 ていうか、“逃げ”が得意技として自分の名前を冠していて、なおかつそれが認められていて人気もある選手って、この人ぐらいだと思います。
 海外のボクシングだと、確かドイツの選手だったと思うのですが、チャンピオンのまま無敗で引退した人の引退試合をWOWOWで見たことがありました(名前は忘れた)。その人、全勝なのにKO勝ちが一個もなくて、試合展開も日本だったら大ブーイングだろうというディフェンシブなもの。要所要所でジャブとか軽いパンチの手数は出してポイントは取ってるのですが倒す気はゼロ。
 でも、最終ラウンドは、3分間会場全体がスタンディングオベーションしっぱなしみたいな状態で、観客は彼のスタイルを認めてるんですよね。実際、ディフェンスはかなり高度な見応えある感じでした。
 格闘技に限らず、日本の観客ってディフェンスに対する評価が低いような気がするんですよね。例えば、サッカーでもイタリアでは相手に1点も取らせず、ワンチャンスをものにして1-0で勝つのが一番美しいのだそうです。派手好きのイタリア人らしくないと思いますが、それだけサッカー文化が成熟している証拠でもあるのかなと。
 そんな意味でも、宇野選手にはがんばって欲しいと思っています。
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by masumania | 2008-07-22 13:44 | キック/格闘技  

R25 「スーパーカブ」

本日配布の『R25』で、「スーパーカブのすごさに改めて迫る!」という記事を書いています。
 リッター110kmというカタログ燃費を誇る”エコな乗り物”でもあり、タフさについても数々のエピソードを持つスーパーカブ。実は、実用車の世界にデザインという考え方を持ち込んだ最初(?)の乗り物だったり、外国車の模倣でない日本オリジナルのスタイルを確立した乗り物だったりもします。
 記事の中では書ききれないエピソードを数多くあって、またどこかで記事を書きたいと強く思う魅力を持ったバイクでもあり、今個人的にとても欲しくなっている1台でもあります。
 まあ、置く場所はありませんが…。
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by masumania | 2008-07-10 19:40 | 仕事  

K-1MAXの感想

 最近、格闘技についてあんまり書いてなかったですが、久々にTVで見てても面白かったので。ウトウトしながら見始めたのに、いつの間にか正座して見てて、最後は立ち上がってシャドーしてました。バカですね。

 で、相変わらず魔裟斗選手の完成度はスゴイですね。ひとつひとつのパンチだけ見ても惚れ惚れする感じなのに、それが連打で出て、そこからさらにローやヒザ蹴りにつなげるんですもんね。ディフェンスの見切りもいいし。何より、あそこまでパンチの完成度を上げつつ、ボクシング的な動きじゃなくてちゃんとキックの動きの中でのパンチになってるのがスゴイですね。要所要所で相手を突き放す動き手の使い方とか。

 でも、今回一番スゴイなと思ったのはやっぱり佐藤選手。あのブアカーオにKO勝ちですからね。しかも、我慢比べに勝って相手の心を折ってのKO。正直、3Rの途中まではポイントでもダメージでもほとんど差はなかったと思います。お互いにパンチもローももらいながらの打ち合い。その中で、1Rから奥足を蹴ってダメージを蓄積させ、最終Rはタイ人相手にヒザ蹴りまで効かして、最後はパンチ。佐藤選手のファイトスタイルと気持ちの強さが最高の状態で噛み合った完成形みたいな試合でしたね。
 魔裟斗選手との試合、かなり楽しみになってきました。

 あと印象に残ってるのはサワー選手とやったスティーブルマンズ選手ですかね。思った以上に強かったですね。パンチも強いし蹴りも結構うまい。サワー選手のカウンターも直撃ではもらわなかったのは、ディフェンス能力が高いんでしょうね。相手がサワー選手でなければベスト4に残っててもおかしくないと思いました。

 残念だったのは今回から始まった60kg級の試合が、あんまり放送されなかったこと。特に大月選手の試合はもっと見たかったですね。あのスタイルはテレビで放送しても受けると思うんですけど。格闘技知らない人にもわかりやすいし、それでいて高度なことやってるからマニアにも受けるし。イケメン売りの煽りVTRより面白いと思うんですけどね…。
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by masumania | 2008-07-08 00:31 | キック/格闘技  

割と最近のお仕事

c0013594_429427.jpg 発売日はだいぶ過ぎてしまいましたが、割と最近といえる(本屋さんやコンビニの店頭にまだ並んでる)お媒体でのお仕事。
 まず、この号から月刊化した『格闘技通信』のNo.448
 月刊化といえば、普通はめでたいことなのですが、格通の場合は月2回発行だったのでちょっと微妙なところ…。とはいえ、ページ数も増え中身はだいぶ充実しています。読むところが増えた感じですね。
 でも、私が主に担当している試合レポートのスペースはだいぶ小さくなってしまいました。まあ、月1回の発行だと速報的な価値はやや下がってしまいますし、載せなきゃいけない大会の数は多いので、ひとつずつのスペースは小さくなってしまいますよね…。
 そんなわけで、私の名前もだいぶ見付けづらくなっていますが、よかったら手に取ってみてください。

c0013594_4385266.jpg 続いては同じベースボール・マガジン社から出ている『トレーニングマガジン』のVol.2
 創刊号から書かせてもらっている「近代トレーニング史」(有賀誠治先生監修)の後編が掲載されています。今回は1980年代〜現在までを振り返っています。フィットネスブームとかバーベル体操なんかを通じて、筋力トレーニングに対する偏見がなくなり、市民権を獲得していった時代ですね。でも、未だにその前の時代の偏見を引きずってる人もいるようなので、そういう人にこそ読んでもらいたい記事です。
 あと、特集のテーマである「腹筋」について、東海大学の長戸康和先生にお話を聞いた「腹筋の真相と深層」という記事も書いています。腹筋の解剖学的な分析から、なぜ人は割れた腹筋に憧れるのか?とか、日本人の肉体観といった文化論的なお話まで聞けて、なかなか面白い取材でした。その面白さが伝わる文章になっているといいのですが…。


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 あと、毎号お馴染みの『デジモノステーション』でも、いつもの巻頭ページを書かせてもらってます。
 こちらも書店やコンビニに並んでいると思いますので、手に取っていただければ幸いです。
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by masumania | 2008-07-06 00:27 | 仕事  

99のなみだ

 こちらは発売からだいぶ経ってしまっていますが、ニンテンドーDS用の『99のなみだ』というソフト。
 いわゆる“泣ける話”が200ぐらい集まっていて、気分や性格にあわせて99の話をチョイスしてくれるというソフトらしいですが、そのうち3本ぐらいの原稿を書いています。
 普段は“泣ける話”の本も読まなければ映画も特に見ないので、そんな話が書けるのか不安ではありましたが、一応書けたみたいです。書いた本人はさすがに泣けませんでしたが、編集担当の人は「泣ける」と言ってくれたので、泣けるのだと思います。まあ、この歳まで生きてくれば、泣ける話のひとつやふたつは体験してるものですしね。

 そんなわけで、結構生みの苦しみを味わった作品でしたが、ソフトが売れてくれないとギャラがあんまり入ってこないのです…。
 DS持ってる人はぜひ買ってやってください。
 ちなみに、僕はDS持ってないので、まだプレーしたことありませんが…。
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by masumania | 2008-07-05 23:16 | 仕事