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クラブマン No.263

c0013594_15123853.jpg 忙しくて更新をさぼっていました。すみません。
 また、お仕事紹介で恐縮ですが、今月号の『クラブマン』でもちょっとだけ原稿を書いています。MVアグスタの別冊付録の方ですが。
 あと、連載企画で今月からスタートしたスーパーモタードとシングルエンジンのページにも、ちょっとだけ御協力しております。

 あと、私が手放したクルマが、新しいオーナーさんと一緒に大きく掲載されているのが、結構うれしかったりします。
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by masumania | 2007-04-29 15:11 | 仕事  

『マイノリティの拳』

c0013594_6285926.jpg 最近、読んだ本の中から。
 アメリカ在住の著者による「黒い肌」を持った5人の世界チャンピオンたちの「もがき」を描いたノンフィクション。史上最年少で世界チャンピオンとなりながら、プロモーターに食い物にされて借金ばかりが残ってしまっている選手をはじめ、3階級制覇を成し遂げながら、45歳にして「金のため」にカムバックしなければならない選手、4人の子どもの育児や家事に追われながら45歳まで現役を続けた元チャンピオンなどが登場します。
 マイノリティならではの貧困から抜け出すためにボクシングを選び、栄光もつかんだが、プロモーターにはファイトマネーをピンハネされ、引退後の安定した仕事も得られないままもがき続ける元チャンピオンたちの姿が胸に刺さります。

 個人的には「それでもアメリカではボクシングが”お金を稼ぐ手段”として成立しているんだな」と思いました。日本の場合、世界チャンピオンにならない限り、ボクシングをしないでその分働いた方が確実に稼げますからね。
 そういう意味ではビジネスとして成立しているあちらのボクシング界をうらやましく思わないではないですが、その反面、選手を食い物にして稼いでいるプロモーターたちが多いようで、その辺りの事情もこの作品のなかではリアルに描かれています。

 生活のために、貧困から脱出するためにボクシングをはじめる黒人選手たちと、仕事の時間を削って練習し、「生活のために」ボクシングを辞めなければならなかったりする日本人選手たち。「裕福な人間がグローブを嵌めるなんてのはジョークさ」という元チャンピオンの言葉に、両者ではハングリー精神の質が違うのだということを痛感させられます。
 でも、どちらも「マイノリティ」であることには変わりないんですよね。

 そう、実は日本のボクシング、あるいは格闘技の世界も、すごく「マイノリティ」が多いんですよね。在日コリアンの選手はそれを明らかにしていない人も含めて、相当な数にのぼりますし、県別でプロボクサーの数が一番多い県は圧倒的に沖縄だったりします。
 でも、そういう民族的、地域的なマイノリティはわかりやすい方で、それとは別に学歴的なマイノリティとか、社会にどうもうまくなじめない社会的(?)マイノリティとか、僕のような思想的マイノリティ(笑)とかを含めると、まあ、ほとんどみんなマイノリティですよね。格闘技とかやろうと思うような人間は。
 まあ、僕は人間は切り口を変えれば、どこかで必ずマイノリティだと思っているんで、そういう意味ではボクサーや格闘技の世界の住人に限った話ではないですが、少なくとも自分のことをマジョリティだと思ってる人間は少ないでしょうね。この世界には。

 そんな人たちにスポットを当てた『日本版・マイノリティの拳』をいつか書きたいなと思いました。
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by masumania | 2007-04-23 06:28 | 本/マンガ  

『麦の穂を揺らす風』

 先日、仕事の合間に『麦の穂を揺らす風』という映画を観てきました。
 アイルランドを舞台にした映画で、06年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した作品です。
 アイルランドを舞台にした作品は昔から結構観ていて、『白馬の伝説(原題:In to the west)』『ナッシング・パーソナル』『ボクサー』なんかが印象に残っています。あと、『クライング・ゲーム』も名作でしたが、アイルランド紛争が絡んだストーリーでしたね。

 そんなこともあって、母に「つらい映画だけど、あなたは観といた方がいい」と言われ、公開最終日に何とか観に行けました。小さい映画館でしたが、すごい人でチケット売り場から駅の方まで列ができているほど。そんなにテレビなどで話題になっている作品ではなかったはずですが、口コミで広まっているんでしょうかね。
 内容は、言われた通りつらい映画でした。僕は映画を観て泣いたことは今までなかったのですが(「冷たい」とよく言われます…)、この映画のラストは我慢ができませんでした。
 ハリウッド映画とかを見慣れてる人だと、何でこんなつらい終わり方をするのか理解できないと思います。
 でも、アイルランドの歴史はこのまま終わりではなく、その後の独立があり、また北アイルランドではつらい戦闘が繰り返されますが、それも一応今は停戦までこぎ着けています。その辺は調べていただけると、救いがあると思います。

 ただ、この映画と同じような状況に置かれている人たちは世界中にまだたくさんいて、例えばパレスチナのことを勉強している人たちは、この映画を観て「これはパレスチナだ」と思い、イラクのことをやっている人は「これはイラクだ」と思うらしいです。
 たぶん、この映画を作った人たちもその辺のことは意識しているんだと思います。

 つらい映画ですし、理解しやすい映画でもないと思いますので、あまり無責任にお勧めはできませんが、興味を持たれた方は観ておいて損のない、というか観ておくと確実に自分の中に何かを残してくれる作品だと思います。まだ都内でも上映するみたいですし、機会がありましたら…。
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by masumania | 2007-04-19 02:32 | 映画/音楽  

R25 マン島TTレース

 お仕事ネタが続いてしまいますが、本日配布の『R25』で「マン島TTレースを知っていますか?」という記事を書いています。
 再選を果たした石原都知事考案の三宅島レースの原型とも言われるこのレース。ずっと書いてみたい(できれば現地取材して)と思っていたテーマではあるのですが、実際に色んな人に話を聞いたり調べたりしてみると、とても800文字では書ききれないスケールの大きさを痛感するばかりでした。
 三宅島とのからみで注目されることも多いようですが、あまり同列に並べて語るべきではないなと思いました。三宅島レースについて思うことは、また改めて書いてみたいと思います。
 ちょっとでも興味を持っていただけた方は、記事の中でも取材させていただいた小林ゆきさんの著書『マン島に首ったけ。』なんかが読みやすくてオススメです。
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by masumania | 2007-04-12 19:54 | 仕事  

サーカス 5月号

c0013594_1938387.jpg すっかり更新をさぼってしまってました。すみません。
 久しぶりの更新な上にお仕事ネタで恐縮ですが、『サーカス』という雑誌の「完売商品の作り方」という特集で、話題の(?)男前豆腐について書いています。
 “味には絶対の自信があったけど、まずは手に取ってもらわないと話にならない”と個性的なネーミングやパッケージを考えたのだとか。確かにそういう企業努力みたいなのって大切ですよね。“いいもの作ってれば売れる”という時代ではないのかもしれません。
 でも、パッケージやネーミングだけで中身の企業努力が足りてない商品も結構あったりしますよね。
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by masumania | 2007-04-11 19:37 | 仕事