環境会議 2007年秋号

c0013594_1395059.jpg すでに発売になっていますが、宣伝会議の『環境会議』という雑誌で記事を書いています。
 UNEP FI特別顧問の末吉竹二郎さん、東京大学教授の山本良一さん、グリーンフューチャーズの吉田敬史さん、環境コミュニケーション・アナリストの遠藤堅治さんのインタビューを担当しました。
 インタビューをしながら、非常に勉強になることが多い媒体です。今回も特に末吉さんと山本さんのお話が勉強になりました。

 末吉さんのお話で面白かったのは、これからのCO2削減時代に求められる経営センスのお話。アメリカの某小売業社では年間で1億個の白熱電球を売っているらしいのですが、それが全部蛍光灯に切り替わった場合、どれくらいの電気代が浮くのかまでも試算しているらしいです。1個で年間30ドルで合計30億ドルだそうです。そのあまった30億ドル分の市場が新たに生まれる、そのお金をいかに自分のところで使ってもらうか、を考えるビジネスセンスが必要なのだそうです。
 なるほどね。環境とか省エネとかいうと、コストがかかるというイメージばかりで、その削減したエネルギー分の市場が新たに生まれると考えられてる人って、まだまだ少なそうですもんね。

 山本さんによると、環境関連の論文は今1日に世界中で1万本くらい発表されているらしいです。もちろん、それを1人の人間が読むなんて不可能ですから、「ノーベル賞受賞者も東大教授もみんな不勉強」という状態なのだそうです。そんな中で、1人の人間が「温暖化はウソだ」みたいな極端な本を書いていても、1人で書いている時点で偏った視点の情報だけで書いているのは明白だから読む意味はないとのこと。科学的事実として耳を傾ける必要があるのはIPCCレポートのような、多くの科学者が集まって中立的な見地からまとめたものだけだろうとのお話でした。
 確かにね。得てして個人の主観で書いた極端な視点の本の方が売れてしまったりするものですが、1人の主張で書いたような本は眉にツバして読む必要がありそうです。
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by masumania | 2007-09-12 01:38 | 仕事  

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