フリーライドマガジン 008号

 すっかりお馴染みになってきているかと思います『フリーライドマガジン』の008号です。
 今回はスクーターで行った林道ツーリングの話を書いています。
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 雑誌の紹介代わりに、先日このブログでも紹介しましたが、「そうだ 京都、行こう」のCMを手掛けたコピーライターの太田恵美さんの言葉をちょっと引用させてもらいたいと思います。あのCMのコピーには京都の街やお寺の歴史だとか、見どころの詳細、いわゆるスペック的なことについてはほとんど触れられていません。クライアント側の担当者がかわる度に、その部分を突っ込まれたそうです。「もっとスペックを増やせ」と。
 それに対して太田さんが言っておられたのは「京都がすばらしいということに異論がある人はいないと思いますが、そこに“今、行かなきゃ”と思うのは私的な理由しかあり得ないんです。ですからコピーも、その私的な部分に訴えかけるものでなければいけない。スペック的な情報を入れても、それは“今、京都に行かなきゃ”という理由にはならないんです」ということ。
 もう一人、これもお仕事でお会いしたCM制作をしている方の言葉ですが、最近、オリエンのないクライアントが多いのだとか。あったとしても提示されるのはスペックだけ。「今の時代、スペックだけで売れる商品なんてほとんどないんです。なぜ、この商品を作ったのか、という思いがあるはずで、それをどうやって表現していくかを考えるのが私たちの仕事のはずなのですが、その部分が抜け落ちてしまっていることが多い」のだとか。

 この雑誌にもスペック的な情報はあまり載っていません。でも「バイクで走りに行きたい」と思わせる写真や、作り手の思いが伝わってくる写真はいっぱい載っています。
 そういう私的な部分にいっぱい働きかけてくる部分や、スペックよりも“思い”が重視されているような辺りが、既存の多くのバイク雑誌とは一線を画する部分だと思います。
 興味を持たれた方は、ぜひ書店で手に取ってみてください。
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by masumania | 2007-01-08 23:13 | 仕事  

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