長谷川穂積vsヘナロ・ガルシア

 前回のウィラポンとの再戦で衝撃的なKO勝ちを果たしているだけに、長谷川選手の3連続KO防衛に期待が集まった試合でしたが、中盤以降粘られてしまいましたね。
 私もテレビで見ていて、試合が始まってすぐに「これはKOできそうだな」と思ってしまいました。相手はこの階級の1位にしてはボクシングが古いというか、ディフェンスもオフェンスも緻密な感じではなかったので、長谷川選手とは役者が違うなと。
 長谷川選手もそう思ったのかどうかはわかりませんが、やや狙い過ぎな感じでパンチが大振りでした。しかも倒そうと思いすぎて足を踏んばって強いパンチを打とうとするから、長谷川選手の持ち味であるフットワークを使って動きながらのコンビネーションがあまり出てませんでしたね。
 2回のダウンを奪ったパンチはどちらも足を止めて強く打ったパンチではなく、動きながら合わせたようなパンチ。あれが本来の長谷川選手の倒すパターンだと思うんですけどね。
 狙い過ぎて足を止めてしまうから、相手の雑なパンチももらってしまうし、後手に回ってしまっているように感じました。
 最終ラウンドにノーガードで相手のパンチをかわすパフォーマンスをしていましたが、序盤からあのぐらい動いて、相手が強引に出てきたところにカウンターを合わせれば、倒せたかもしれないと思うともったいない気もしました。
 本人も相当に”KO防衛”を意識していたのでしょうね。

 でも、この階級で1位のメキシコ人相手に「倒せたのに」とか「相手がよくがんばった」とか言わせてしまうというのは、実はスゴイことですけどね。そんなチャンピオン、日本からはなかなか出ませんよ。
 試合後、徳山選手が挑戦状を渡したとか。この2人の名チャンピオンの対決は、かなり楽しみですね。本来の実力でいえば、昇り調子の長谷川選手の方が有利だとは思いますが、今日の仕上がりだと厳しいかもしれませんね。あの相手の右ストレートをもらっているようだと、徳山選手の右が当たったら…。いや、ホントに楽しみです。

 ダブルタイトルマッチだったイーグル京和選手の試合がダイジェストだったのはちょっと残念。ダウンの応酬だったようですし、イーグル選手の奥さんは昔いたジムが一緒だったこともあるので、結構応援してる選手なんですよね。

 それにしても、長谷川選手、徳山選手、イーグル選手、新井田選手、そしてデビュー8戦目で世界を穫った名城選手と、今のボクシング界の世界チャンピオンも5人と多いし、いつになくレベルの高い選手がそろっていると思うのですが、視聴率では亀田3兄弟に負けっぱなしというのがかわいそうというか、もったいないですね。
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by masumania | 2006-11-14 02:28 | キック/格闘技  

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