人間会議 夏号

c0013594_2482156.jpg 宣伝会議が『環境会議』と交互に出している雑誌です。今回は「競走は人を幸せにするか」というテーマで、結構多くのページを書かせていただきました。
 前の方から順に、元マラソンランナーの瀬古利彦さんのインタビュー。生態学車の宮脇昭さん、エコノミストの森永卓郎さん、精神科医の和田秀樹さん、日比谷高校校長の長澤直臣さん、教育学者の杉江修治さんのインタビュー原稿をそれぞれ書かせていただいています。
 瀬古さんは幼い頃にテレビで見たイメージと違い、気さくで話し好きな印象で楽しいインタビューでした。練習を含めて走った距離が「地球4周分」という話しには圧倒されました。そのほか、モチベーションの持って行き方とか参考になる話しが多かったです。改めて、スポーツについて書くのは面白いなと思ったインタビューでもありました。
 お話しが面白かったのは森永さんと和田さん。お2人とも競走そのものを否定するわけではないですが、格差を広げてしまうような新自由主義的なやり方には否定的で、「格差が小さい方が競走は激しくなる」という見方が共通していました。経済と心理学のそれぞれの専門家が同じ意見というところが興味深かったです。
 話しの内容が非常にロジカルで、個人的にはとても面白かったのが教育学者の杉江さん。点数や偏差値による競走を煽る教育に対して、全員の能力が伸びるように切磋琢磨しながら学び合う「協同」教育を実践している人です。競走よりも「協同」のほうが学習能力や意欲(モチベーション)を高めるためにも効果的であることを科学的な実証結果などを交えて解説してくれています。私も身内に教育関係の人間が多いこともあって、興味のあるテーマではあったのですが、なかなか勉強になりました。タイトルにご本人のお名前が入っていないのはちょっと…、と思いますが。
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by masumania | 2006-06-06 23:51 | 仕事  

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